【仕様】
対応人数:5〜7人
展開時サイズ
・高さ:約2.7m
・幅:約4.5m
・長さ:約4.5m
重量:約8Kg
耐水圧:3000mm
収納サイズ
・75x20cmΦ
主素材
・リップストップポリエステル
※センターポール付属
※出入り口と各開口部は蚊帳(メッシュ)付き。
※グランドシートは付属しません。
Frisportのティピー型ワンポールテント
記:Bush Craft Inc.代表 相馬拓也
ノルウェーのアウトドアメーカーで、魅力的なギアを多数リリースしているフリスポート。
私がブッシュクラフトキャンプの旅でフィンランドを訪れた際に出会ったブランドの一つで、私はこのブランド最大の魅力を、特にテントに見出した。
近年、日本でもブームになっているティピー型のワンポールテントだが、ティピー本来の最大の特徴の一つとして、内部で火を焚けることがある。
しかし実際のところ日本で見かけるティピーのほとんどは、ファッション性を重視しており「見た目を真似ているだけ」というものも少なくない。
メーカーが、薪ストーブに対応するように作ることをしないから、ユーザーがDIYで改良している姿をよく見かけるようになった。
その点、Frisportのティピー型テントは違う。内部で薪ストーブを使うことを前提としており、やろうと思えば焚火も出来そうだ。私なら挑戦しちゃうかな(裸火は自己責任)。
極寒の北欧で使われるテントとなれば、最も重要視されるのは寒さから身を守ることで、出来ればレジャーでも快適な温度まで温めること。
そこで「内部で火」が得意なティピー型の出番だ。元来は、狩猟を行う遊牧民の移動住居であるから、その能力は折り紙付きである。
「秋冬こそキャンプシーズン」というのはアウトドア上級者のセリフだが、フリスポートはまさに、オータム&ウインターの定番テントとなり得ると思う。
【Frisportの特徴】
・頂点の窓2つが内部から遠隔操作で開閉できるようになっている。ここから薪ストーブの煙突を突き出すことができる。ティピー型の全シリーズ共通。
・ティピー型の中でも「エクストリーム」系は前室が着く。
これは分離式なので、TPOに応じて着けないこともできる。この特徴的な前室は、雪国の住宅でいう二重玄関のように、中の暖気を逃がさないようにしたり、衣類やシューズに着いた雨・雪・汚れを内部に持ち込まないようにするなど、優れた快適効果が期待できる。
また、複数人で利用中は、着替えなどのプライバシールームとして使うことも可能。
・雪中キャンプ対応
テント外周にはスノースカート(マッドスカート)を装備。スカートの上に雪を乗せて固定することで冷気の吹き込みを抑えることができます。ペグが効かない場面でも簡易的なペグの代用になります。
・優れた換気技術
薪ストーブ対策もあってか、メッシュ付きの大きなベンチレーションが複数個所に着いている。内部から簡単に開閉可能。
・フレキシブルなグランドシート
別売りにはなるが、ティピー型のグランドシートも優れている。ストーブを使う前提もあるせいか、地面に敷くだけのシートには随所にカットが入っており、フレキシブルな対応が可能だ。詳細は、グランドシートの
商品詳細ページで。
※テント内でお使いになる薪ストーブは、Frisport純正品をお選びください。